アマランサス

▼アマランサスとは

アマランサスは「スーパーグレイン（驚異の穀物）」とも呼ばれる南米産のヒユ科の穀物で、古代インカ帝国ではインディオたちの主食とされ、豆やトウモロコシと並ぶ重要な食べ物だったと伝えられています。たんぱく質や脂質、ミネラル、食物繊維などを豊富に含んでおり、その卓越した栄養価は各方面で高い評価を得ています。 江戸時代末期に岩手県軽米地方でアマランサスが栽培されていた記録があるそうなのですが、その時の呼び名は仙人穀（センニンコク）。優れた栄養価を評していたのでしょう。

アマランサスは精白米に比べても、カルシウム約３０倍、鉄分約５０倍、繊維質約８倍を含んだ、いま注目の高栄養価穀物です。また他の穀物に比べてもカルシウム、鉄分、そして必須アミノ酸であるリジン、メチオニンなどの含有量が数段上です。

草丈は2m位、花は鶏頭のようで、種子はわずか1mmくらいの可愛い種子です。産地は冷涼な高原性気候地域で、日本では秋田県や岩手県の山間地にて完全無農薬で栽培されてますが、まだまだ生産量は多くはありません。

▼アマランサスの栄養成分組成

食品名 可食部100g当たり 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 無機質 糖質 繊維 カルシウム リン 鉄 ナトリウム カリウム 単位 g g g g g g mg mg mg mg mg アマランサス 13.6 16.7 5.5 58.5 2.5 3.2 168 610 24.8 3 624 小麦粉 （薄力粉1等） 14.0 8.0 1.7 75.7 0.2 0.4 23 70 0.6 2 120 小麦粉 （強力粉1等） 14.5 11.7 1.8 71.4 0.2 0.4 20 75 1.0 2 80 精白米 15.5 6.8 1.3 75.5 0.3 0.6 6 140 0.5 2 110 そば （全層粉） 13.5 12.1 3.1 68.5 1.0 1.8 17 400 2.8 2 410 ハトムギ （精白粒） 12.0 12.0 3.7 75.4 0.8 1.3 12 270 1.7 2 320

• アマランサス・キビは（財）農産業振興奨励会が、（財）日本食品分析センターに委託した数値で、アマランサスは5品種の平均値である。
• その他の食品は、日本食品成分表の数値である。
• （財）農産業振興奨励会配布のパンフレットより引用しました。

アマランサスそのもの（粒の状態のもの）は販売しておりません。